全国400人のブルーム愛好家の皆様、こんにちは。
広報担当の永木です。SARS感染なんぞお構いなしに豪州に遠征中です。大会の臨場感を少しでもお伝えできればと思い、以下報告させて頂きます。19歳の青年(内海君)は3名の関東系美女軍団に囲まれてちょっと緊張しています。 (怖がらず慣れて貰うしか道はないのです)
6月の3連休を利用して行われる国内最大のBB大会。年に一度行われる。
開催都市は毎年変る。昨年はアデレード。
今年は首都キャンベラ。来年はブリスベン(候補)。
各州より選抜チームが集まる。海外チームの参加は今回の日米連合が初めて。
ブルームが盛んなNSW州はカテゴリー毎にA~Dチームを編成し、総勢200名でキャンベラ入り。
サクソン君率いるNSW州のAチームが優勝候補。
予選ブロック(5チーム)の上位2チームが決勝トーナメントに進む。
今年は参加チーム数の関係で大会初日(木曜の晩)をペンリスで開催。
明朝に首都キャンベラへ移動。
リンク予約の関係で試合は深夜に集中。
土日は2晩徹夜で誰かが昼も夜も試合をやってるイメージ。
MENSはコンタクト。
あ)MIX:日米混合チーム『USA/Japan Nomads』(合計:男性10名+女性3名)
い)MENS:日米混合チーム『USA/Japan Nomads』(合計:男性10名)
う)LADIES:日豪混合チーム(合計:女性8名)
1. Greg Holguin
2. Mark Holguin
3. Steve Holguin
4. George Castonguay
5. Dean Ogata
6. Mike Faith (G)
7. Dave Wellenbrock
1. Ichiro Tsukahara #04 塚原
2. Satoe Kobayashi #5 小林
3. Hiroko Murayama #24 村山
4. Junichi Nagaki #68 永木
5. Katsuhiro Uchiumi 内海
6. Kumiko Numano 沼野
6/5 Thursday Night Game in Penrith
2 - 2 Tie
終了間際まで2-1でリードしていたが、最後のプレー(残り7秒のフェイスオフ)で同点にされた。
Gのマーク怒りまくり。
ゴール前のフェイスオフだったのでこちらがタイムオフを呼べばよかったが準備もしないままにボールを落とされた。
審判豪州人。周りの観客も全部豪州人。抗議するも認められず試合終了。
失点は遠目からのシュート。
「コンタクトなのでとにかくボールを追いかけず相手をタックルして氷に倒せ」とグレッグの試合前指示あるも、私達3名慣れてませんもので、いやいや着いた 当日のブルームって気持ちが悪くなるものですわ。
吐き気とめまい。でもビール飲んでます。
対戦相手:NSW州 Mens 1(サクソン率いるNSW州#1チーム)
Saxon Hooper Tim Brown Con Sourlangos Peter Yabsley
Sam Boer John Magnisalis Harry Sotiropoulos Stephen Timmins
Dane Hansen Andew Nicholson (GK)
1-2 lost
先行されて同点にして2ピリ半ばで決勝点入れられた。豪州女性はタフ。
うちもタフだけどいかんせん交代選手(女子)がいない。
G沼野さんファインセーブ連発。これで米国人の沼野さんG評価うなぎのぼり。
でっぱなしの村山・小林亮選手は泣きそうでした。
ハリー永木が得点。アシストなしのブレークスルー。
っていうかダレもサポートないので打ったら入った。
対戦相手:NSW州 Mix 1(昨年のMIXのチャンピオンチーム)
Saxon Hooper Tim Brown Con Sourlangos Peter Yabsley
Harry Sotiropoulos Stephen Timmins Andew Nicholson (GK)
Tracy Ivin Kerry Baxter Linda Bell Shannon Vos
シドニーから4時間のドライブで首都キャンベラへ到着しました。
外気温は12℃前後、昨年のミネソタ遠征を思い出します。秋風が冷たい。紅葉。
朝6時出発でついたらすぐ試合。さっそく着替えて2試合プレーしました。
1-1 tie
日本人男子3名は着替えているうちに試合開始1分で得点。
従いまして得点シーンはわかりません。
1Pで追いつかれその後はツルツルのリンクに足を取られながらも一進一退。
引き分け。昨日サクソンのチームの方が強いかも。
日米チームも調子でてきましたが勝てませんでした。
0-10 Lost
数名の米国人男子はお休み。
日本人女子3名は昨晩同様でっぱなし。
氷はツルツル。リンクは東大和よりも狭い。結果は大敗。次がんばる。
女子は今夜も試合があります。
男性3名は未成年者を含め酒に酔います。体力の限界が近づいてきた感じがあります。
今夜。
青年(19歳)の表情も少しずつ明るくなってきました。
3名の関東系美女集団に慣れてきたという事でしょう。
ドライバと荷物係の男子2人も今のところ両足で歩行できております。
ながき#68
ういっす。3日目です。ベットから体を起こすのが大変になって参りました。
4PMまで試合がないので朝寝坊する予定が「カンガルー見学ツアー」に行きたいとおっしゃる皆様のリクエストもあり7時起床です。塚ちゃんはパス。
米国人も一緒に豪州の選手の家に御呼ばれ、オージーな朝食をご馳走になり、あわせて道中カンガルー(野生)を見てきました。
昨夜の疲労もなんのその、小林さんより「飛び跳ねてるカンガルーって躍動感があって素敵。飛び跳ねるおしりがおいしそうだわ」とのご発言。
深い意味はないと解釈しましたが、多分おなかが相当減っていたのだと思われます。
帰りの道中は景色などお構いなしに寝ておられました。
さて本題。
6/7 Saturday Game in Canberra
まずは昨晩(金曜)のlate gameの結果から。
5-1 Japan/Q Teamの圧勝!
村山2得点1アシスト、デザートさとえ1アシスト、女王1アシスト(+1ペナ)。
中盤にボールコントロールできるクイーンズランドの女性選手#4がいまして、試合を作ってくれました。
とはいえ、#4→沼野→村山の連続パスからの得点は圧巻でございました。
リンクの外で見ている日本人男子としてなんとも嬉しい活躍ぶりでございました。
ビールも格段うまいわけ。
「これで日米MIXチームが勝てない原因がはっきりしちまったかもね・・・」
と塚ちゃんと囁きあうハリーでありました。
内海君は深夜の帰宅後5分でスヤスヤお休みです。
若いって素敵かも。その寝顔を見ながら横でサロンパスを張るハリーがいます。
ここからが今日(土曜)の結果。
0-6 負け。
昨晩とうってかわって防戦一方な試合展開。
時たま見せる村山選手の逆襲も今回は空振りです。
「だから午前中、カンガルーなんか見ずに休んでおけば・・・」なんてダレも言いませんの。
楽しむ事が大事です。
案外ケロッとしてリンクから上がってくる大和ナデシコ(七変化)。
頼もしい限りです。そんなことよりMIX戦が大切。
女子は交代の選手がいませんから休んでください。とーー。
2-0 で勝利! 得点 Dean Ogata、Steve
MENSは2試合引き分けでしたので試合前の作戦会議では「とにかくシュートを打つこと」BY GREG大将。
「仲間のミスを皆でカバーしよう」「前向きに考えて最後まで戦おう」なんて言葉 も。
チームの雰囲気良かったので大丈夫と思ってましたよ。
初勝利。
ようやく廻りが見えてきて仲間との連携プレーがつながってきた感じです。
一時は????の日米連合もこれで大丈夫。
塚ちゃんが残り3分でずっぱりで走り廻ってた。感動した。
内海君のシュート、おしーのが一本ありましたよ。
前向き19歳は前見てばかりではありません。周りもちゃーんと見えてきました。
永木ゴール裏からSTEVEにアシストです。
常に先行して試合が進み、最後は守りで逃げ切った試合でした。
キーパー沼野さん、豪州初勝利おめでとうございます。
Kobayashi Assist→George得点なんてシーンもありました。
いやいやその後の抱擁が長い事長い事。ベンチで見てて笑ってしまいました。
MENSの勝利がそのまま勢いとなりましたね。
相手チームには懐かしいKim Baisleyさんも出ておられました。
リンクからホテルに戻る途中、夕飯食べてホテルに戻ってきたところで、
現在土曜の夜10時。4時間後に女子の試合(深夜2時~)があります。
そのまま徹夜突入でWOMEN→MIX→WOMEN→MENで日曜の朝9時です。
最後の試練、最後のFUN、最後のサロンパス。
氷にぶつけたアバラが痛いぞー。
いまのところMIX1勝2敗、MENS1勝2分、WOMEN1勝1敗。
おやすみなさい。ぐーぐーぐー。
ながき#68
6/8 Sunday Game in Canberra
不戦敗。
クイーンズランドの女子が集まらず。
合同チームの悲しさか。
だけど、出ないってわかってるんなら事前に連絡くれても良いものなんではないかねい。
次の試合(↓)に注目ください。
彼女達が2時AMの試合をキャンセルした理由です。
トレーシ率いるNSW州の一軍と戦う事は日本女子はもちろんトレーシ本人も楽しみにしてたのに。
ホテルに戻るわけにもいかず深夜1時~3時までボケーっと試合を見て過ごしました。
それリベンジ!と皆がんばりましたが1-5で負け。
寝ぼけまなこの米国人に待ちくたびれのJAPANさん。
クイーンズランドの作戦勝ちかなあ。ずるいなあ。
1-1引き分け。
村山選手またもや得点であります。
スピードとシュートの速さは豪州ノそれに引けを取りません。
日本女子三名にとっては今大会最後の試合という事で皆さんがんばりました。
そして何ら遺恨を残さず最後にクイーンズランド女子選手と記念写真を取るところが「美徳」でございます。ハリー感銘。涙うるうる。
そして早朝に決戦の火蓋は切られた。
大会最後の対戦相手は優勝候補のACT(地元開催)。
サクソンのNSW#1チームを昨晩5-0で負かしております。
NSW州の親友PETER君はわざわざ日米ベンチまで足を運んで応援してくれ ました。
「GO TOKYO」とか言ってたかな。
11年間に渡り、豪州MENSのCHAMPIONSHIPを守り続ける老舗チーム。
MIXなんかエントリーすらシテナイ。
人相からしてやばい。
昨日朝飯をご馳走してくれたおじさんもいましたが、メットかぶると人格も変るちゅうもんですがね。
GREG主将の指示は
「激しいあたり」「KNOCK THEM DOWN EVERY TIME」
とか言っちゃってる。
MENSはたしかにコンタクトだけどこの作戦って豪州人にはちょっと過激かも。
かくしてリンクで思いもよらぬ惨劇が。。。。
その1 GREGやDINOがACT選手を遠慮なくボードに叩きつける。
その2 怒ったACT選手が報復で激しくチェックしてくる。
その3 あたり慣れしてる米国人は(体もでかい)かるくかわしたりしておる。
うまく相手の反則を誘ったりもしている。
その4 祖国で「コンタクト」は目に入れるものと教えられてる JAPANESEは体当たり
しても(できても)ピクリともされない。
その5 コンタクトの対象は当然相手選手全員ですので、内海/ 塚原/永木が見事に氷にすっ
とばされる、ボードに叩きつけられる。
その6 日本男子3名のなかで一番「いじめられキャラ」の35歳ハリーは試合が中断するほ
どのラフプレーを体験。ボードに頭から飛ばされた。
ついでに昨日痛めたアバラに肘鉄を頂き、2Mほどはじき飛ばされてみました。
1ピリ:1点先制。内海君→ジョージ。これね、ベンチで震えながら見てましたけど完璧でしたね。
ACTの裏をかいてた。
ACTがシュートこぼれ球をひろって同点に。
GのマイクもたくさんFINE SAVEしてたけどこれは無理でした。1-1。
1ピリ残りわずかでGREGのロングで再びリード。
2-1。やはり主将はやります。ジェニファー夫人がベンチでガッツポーズ。
その後、STEVEとACT選手がリンク上で小競り合いして両者2分間退場なんてのもあったっけ。
このへんから豪州スラングと米語スラングの汚い単語のオンパレード。
防空壕がほしい私達。
2ピリ:一進一退。時計はランニングなのでアイシングしても廻る。
守り重視の作戦に相手がじれた(きれた)感じ。試合終了。
2-1勝利。
徹夜して早朝にする試合ではないですな。はっきり言って私は「怖かった」。
試合の雰囲気とあたりの強さが。
内海君は「あたられると燃えますね」と言ってた。
これがアシストGETと2M肘鉄の違いなのでしょう。
おめでとう日米連合。でも決勝Tにはでれません。
すべてが終わりました。夕方の決勝Tには起きて行ける人が見てきます。
来年はブリスベンで開催の予定。皆さん戦いは今日から始まるのです。
豪州に日本代表チームを送り込もうではありませんか。
わたしは来年は運転手兼通訳でいいです。
ながき#68
PS 明日シドニー近郊のワイン畑に移動し、心と体をHEAL致します。温泉ないかな。
大方の予想通り最終夜のカジノで惨敗し、抜け殻と化したナガキに代わり報告申し上げます。
大会最後を飾るMEN'S決勝はACTが3-2でサクソンのNSW#1を下しました。
ACTはこれで12年連続のオーストラリア王座だそうです。
試合自体はUS/JPN対ACTに勝るとも劣らぬガチンコ。
あたるわ倒すわの大熱戦で、リンク中にハードヒットの音と選手の怒鳴り声と応援席の大声援が轟いて壮観でした。
自分があんな人たちと試合したのかと思うといささか不思議な思いではあります。
表彰/閉会式はリンク内のPUBで行われましたが、そこでなんとBIG SURPRISE!
WOMENのBEST-6(Left Wing)に村山比呂子選手が選出されました。
快挙!店内のオージーからも大拍手!日本人もやるじゃないか!
またUS/JPNチームからは他に
Greg Holguin(MEN'S-DF)
Mike Faith(MEN'S-GK)
Steve Holguin(MIX-WG)
の3名がBEST-6として選出されております。
もしかすると今回の"JAPAM-AM BROOMBALL TEAM"は
オーストラリアBB史上にも語り継がれるようなチーム(ゲストだけど)だったのかもしれない。
そんなところで一緒にやらせてもらえたことに感謝しておきます。
(しかし個人的にはレベルが違い過ぎてて収穫になったのかどうかよくわからない……)
ウッチーは東京のお姉さんたちにも米国のおじさんたちにもかわいがられて楽しそうでした。
「もうボディコンタクトなしのBBなんて考えられない」と言ってましたので
北海道のみなさんは彼と対戦するときには気をつけるように。