さきごろ雄武町で開かれたブルームボールの日本選手権「ジャパンカップ2010」のミックス部門で、北見のアイスフリークスが2年ぶり7度目の優 勝を遂げた。チームが所属する日本ブルームボール協会北見支部が今年11月にオーストリアで開かれる世界大会の出場権を獲得し、選手達は喜びにわいてい る。また、初めて行われたレディス部門でも同協会の北見レディスが優勝し、そろって世界大会の切符を手にした。
ブルームボールはアイスホッケーに似た氷上スポーツで、スケートの代わりにスニーカーを履いて行う。カナダやアメリカ、ヨーロッパで盛ん。日本ではオホーツク地域がメッカとなっている。
今回のジャパンカップには北見や網走など管内勢のほか東京や札幌の選手が出場。メンズ、男女混成のミックス、レディスの3部門が行われた。
ミックス部門には6チームが出場。決勝トーナメントのシード権を争う予選リーグでアイスフリークスは3位。決勝トーナメントは全3試合とも延長に もつれ込む接戦を制し、決勝のヤックルス(北見)戦では選手(21)が決勝ゴールを決め1-0で勝利。2年に1度開かれる世界大会の出場権を得た。
2年ぶりの優勝にチームは大喜び。北見協会のチームは前回の世界戦で予選リーグ下位によるセカンドトーナメント優勝。主将は「次は上位トーナメント進出を」と意気込む。
レディス部門は3チームが覇を競い、北見レディスが佐呂間のチームと札幌・東京・網走合同チームを破り優勝した。
同協会は夏場、釧路の室内リンクや体育館で調整し、11月の世界戦での躍進を狙う。(柏)
兄妹でMVP
ミックス部門では21歳兄、レディス部門では17歳妹がMVPに輝いた。
2人の両親も現役プレーヤーというブルームボール一家の子ども達。幼いころから両親とともにリンクに通い、今ではトップクラスの選手に成長。兄は次が4回目の世界大会出場となり、前回以上の成績を残したい-と張り切っている。
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